3月「勝手に『発酵姉妹都市』締結〜高島市編〜」

木之本には地元の発酵食を提供するブックカフェ「すくらむ」(長浜市木之本)を営むオカン(通称『発酵オカン』)がいる

「木之本の立派なオカンになる」を掲げる私の師匠である先輩オカンたちである

何を隠そう、私はこのオカンたちと一緒に「オカンの発酵定期便」という商品を作り、オンラインショップで全国に湖北のオカンの味を届ける活動もしている(ちなみに、イカハッチンの松浦すみれもメンバーでイラストレーターとして包装紙のイラストなどを手がけている)

只今、2024年度の定期便の受付中(2024年4月末まで)↓

こちらをご参照ください

3月某日はそんなオカンたちとお隣の高島市にある幻の漬物「畑(はた)漬け」を求めて日帰り研修旅行へ出かけた
(目的はそれだけではないのだけれど‥)

目次

畑漬けを求めて向かうは「棚田ハウス」(高島市)

木之本から車で1時間ちょっとで到着したのは「日本の棚田百選」に選ばれているという標高300~400mの山腹にすり鉢状に広がる畑(はた)地区

四季折々の景観が美しい「棚田」が有名な土地である

目当ての目的地は発酵料理人であり、「畑の棚田保全・せぎなお会 」主宰の橋本昌子さんがオーナーを務める「棚田ハウス」

築80年の古民家をセルフビルドで改修した懐かしい田舎の家である

ここでは「田舎暮らし体験」や「宿泊」ができる(ペットフレンドリーな宿で愛犬などと宿泊もできるそう)

私たちが利用したのは「日帰りランチ体験」(要予約・最後に情報あり)

まるでタイムスリップしたような昭和な雰囲気が漂う古民家

レトロな調度品やポスターに囲まれたお部屋に通され、食事が運ばれてくるまでの待ち時間は総勢10名のおしゃべりに花が咲く

(この日はあいにくの雪模様、天気が良ければ近隣の散策をしても良いみたい)

漬物界の絶滅危惧種・高島の「畑漬け」登場

運ばれてきたお重には綺麗に盛り付けされた田舎料理が並ぶ

オカンたちもよく作る「エビ豆」「みそ汁」「ふなずし」「ふきのとう味噌」などがラインナップ(梅干し一つに至るまですべて自家製なのは言うまでも無い)

同じ郷土食でも作る人が違うと味付けも違い、食べ慣れた我ら発酵オカンの味もおいしいけど、こちらで提供される味もおいしかった(その違いについての食レポはうまくできないので割愛させて)

そして、今回の旅の目玉・この薄ピンク色の大根の漬物が「畑漬け」である

主な材料は鷹の爪・赤しそ・万願寺とうがらし・塩・寒の水

別名は「唐辛子漬け」

基本は塩と唐辛子で漬けて発酵させた漬物で夏は夏野菜(なす・きゅうりなど)を漬け、冬は冬野菜(白菜・大根・かぶなど)を漬けるという

漬物のピンク色は主に赤かぶの色で、補助的にビーツも入れているとか

食べてみた感想は「ピリピリ‥その奥に複雑な味わい‥乳酸発酵の酸味と唐辛子の辛味と野菜の旨みが混ざり合う初めての味!」

他に代わりの効かない漬物である

この土地の水と空気でしか作り出せない風土食であり、違う土地で作りこの味を出すのが難しいという

そんな「畑漬け」、夏はすぐに発酵するため産膜酵母が出やすく、お世話が大変なことから段々漬ける人がいなくなっているとか

現在はたった5軒しか作っている人がいないという、なんとも希少な漬物である
漬物界の絶滅危惧種といっても過言ではない

そんな漬物を「作ってみたいな」と思うのが
我らが発酵オカンである

丁寧に説明をしてくれる橋本さんに質問攻めするオカンたち

木之本でこの幻の漬物が食べられる日も遠くない?!乞うご期待!

この旅の密かな目的「発酵姉妹都市」締結へ

幻の漬物「畑漬け」を食べるという表向きの目的の裏には、木之本(長浜市)の我々と畑(高島市)の棚田ハウスの橋本さんと「発酵姉妹都市」を結ぶという目論見があった

もちろん公式な市同士の締結ではない、そう、発酵活動に従事する市民同士が勝手に結び勝手に宣言する

勝手に「発酵姉妹都市」宣言である

突然やってきた我々団体のわけのわからぬこの提案に二つ返事で「良いですよ〜」と橋本さん
(疑り深く慎重な私には考えられないライトさでの返事、尊敬しかない‥)

今年の冬、木之本を舞台に「発酵姉妹都市」を結んだ面々で各地の発酵(郷土)食を提供するイベントを開催したいと考えているのである

(橋本さんの「畑漬け」が木之本で食べられるかも‥??)

というわけで‥
ある日突然、あなたの街にもオカンがやってきて「発酵姉妹都市」のお誘いがあるかもしれない
その時はぜひ二つ返事で「OK」してもらえるとうれしい

棚田ハウスの情報

その土地その土地には地域の発酵食文化を後世に残すレジェンドがいる
今回は高島市畑のレジェンドにお会いできて光栄だった

「湖北の発酵食をおいしく作れるようになりたい」と思う大阪出身の新米オカン(私)だが、まだまだ食べたことすらないものがたくさんある

奥が深い滋賀の味
その探訪は続く‥

「棚田ハウス」
〒520-1144 滋賀県高島市畑487-1
ホームページ
インスタグラム

新米オカンの動向はインタグラムでも投稿しています
フォローしてもらえるとうれしいです
@kinomoto_okan

さくら

勝手に、がいいですね。さすがオカン同士、初対面でも通じ合っているのがわかります。畑漬け食べてみたい。

あさい

おお〜!畑漬け食べてみたい。木之本オカンたちについてももっと知りたい!

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この記事を書いた人

ヨガ講師 / ライター

大阪出身。2016年全米ヨガアライアンスを取得・ヨガ指導を始める。2020年結婚を期に長浜市に移住。同年 、夫婦で地域の ウェブニュースサイト「長浜経済新聞」をスタートさせ、ライターとしての活動を行うほか、滋賀の良いもの発掘オンラインストア「ホレボレ滋賀」を運営する。

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