日記「幼児の散歩は罠がいっぱい」荒井恵梨子

いつもの道、景色、山間の村の散歩。
山や田んぼ、花、虫を眺めながらのんびり。
というわけにはいかないのが幼児の散歩である。


「帰るよ!」「帰らない!」の押し問答も毎度のごとく。
車が通らないからといって危険がないわけではないんだよね。
特に魔の2歳、3歳vs大人1名は結構サバイバルな散歩になりがち。

ということで今日は絵日記です。先週末のできごとです。何回かに一回はこういう事件が起きる。

サバイブユートピア日記  荒井恵梨子

次男、目を離した隙に側溝に落ちる。
一応弁解しておくと、幅40cmくらいで、水の深さは15cmほどで、手の届くところにはいたのですよ。
虫を追いかける長男に「戻ってきて〜!」と声掛けをしている間にボチャンですよ。
仰向けに落ちている様はまるで絵画のオフィーリアのよう。と言っている場合ではないので叫びながら救出。

とおりすぎる村人たちに「側溝に、落ちちゃってぇぇーオホホホ」と笑いながらずぶ濡れの2歳をかかえて車まで戻ったのでした。

そしてその後の兄弟たち。

サバイブユートピア日記  荒井恵梨子

オールバックで無言で震える次男、慌てふためく母をよそ目にわざと側溝に降りて足元濡れ鼠の長男、今日にかぎってまともに着替えがない子ども用バッグ。

ようじのみんな、さんぽはおかあさんとてをつないで、きけんなことはやめようね。

さくら

オフィーリアの図、恐怖だけど笑ってしまう。生きろ少年たち!

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この記事を書いた人

カフェと日用品 コマイテイ店主 / 合同会社kei-fu代表

1988年栃木県出身。趣味は料理、山歩き、民俗資料館めぐり、DIY。特技は手先が器用なこと。美術大学で金属加工を学び、北陸で会社員を経て、大学院に進学し文化資源学を学ぶ。2018年3月に仕事の誘いをきっかけに木之本に移住。2019年に合同会社kei-fuを設立し、「カフェと日用品 コマイテイ」を運営。2児の母。

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