市民による市民のための公園紹介
こんにちは、イカハッチンプロダクションの荒井です。
突然ですがみなさん、公園、好きですか。遊んだ記憶、残ってますか。
北関東の自然豊かな地で生まれ育ったわたしにとって公園はちょっとした聖域。
公園なんてどこにでもあるでしょ…?と思ったみなさん。「程よい田舎」を超越するとそもそも徒歩圏内に「公園」がない。のだ。
外で遊ぶといえば野山を駆け、川で泳ぎ、用水路でザリガニを釣る。それが日常だったものだから、きちんと整備され、鉄や木で組み上げられた頑丈な遊具が鎮座する公園は確かな特別感があった。
時間が経つこと20数年、自分の子どもが幼児になり、わたしもとうとう親として公園デビュー。親目線で公園を眺めるとこれまた面白いこと。
普段はどちらかというと森や湖岸で散歩することが多いのだが、当然子どもが遊ぶためには整備されていない。とにかくそういう自然ゆたかな場所ほど、うかつに子どもから目が離せない。マダニだってマムシだっているのだ。危ないことって楽しいよね!でもハラハラする!という感じ。
反面、公園は「ここで遊ぶのですよ」と区域がはっきりしているし、遊具の角は丸いし、落ちないようにしてあるし。
走る、戦う、叫ぶ、寝る、を繰り返す2人の幼児を持つ身にとっては非常に、非常にありがたい存在。ちょっと気を抜いて解き放てるからね。
あとなまじメーカーの開発職を経験していると、遊具メーカーの企業努力がかいま見えてくるのもおもしろい。
ところが公園情報ってものすごく少ないのね、本当に。みんなどうやって探してるの?
行ってみたら想定外に良い!という公園も多いし、遊具に『危険』のロープが貼られているようなナンジャコリャーなことも。玉石金剛。
そんなわけで、長浜の子育て世代の公園検索の手間が少しでも省けるよう、荒井が満足するまで長浜市内の公園レビューをしていきたいと思う。
1回目に取り上げるのは「木之本スポーツ広場 / みどりの広場」 。
木之本スポーツ広場 / みどりの広場
*このレビューは2024年2月現在の情報だよ
2021年に全面リニューアルした伊香ツインアリーナの敷地内に併設された公園。
ツインアリーナのオープンから1年後の2022年6月に屋外の公園も整備完了。
できたばかりなのでとにかく新しくて綺麗!まずそれだけでテンションあがる。
場所はこちら。
JR木ノ本駅から徒歩だと20分ほど。車で5分弱ほど。
こちらが全体像。見てなんとなくわかると思いますが芝生が広い。
みどりの広場なのに緑でないのは撮影したのが真冬だからである。
基本情報
公園の名前 | 木之本スポーツ広場 / みどりの広場 |
遊具の対象年齢 | 3歳〜12歳 |
トイレ | あり? *屋外トイレはあるが平日はシャッターが閉まっていることが多い *近くにツインアリーナのトイレがあるので大きな問題はなし |
おむつ替えスペース | あり *ツインアリーナ内 |
授乳室 | あり *ツインアリーナ内。ミルク用給湯設備もあり。 |
駐車場 | あり |
ゴミ箱 | なし |
手洗い水道 | あり |
自販機 | あり |
駐車場はめちゃくちゃ広い。週末に大会なんかがあるとかなりの車が停まりますが、まぁ1台も空いてないということはないと思う。
禁止事項はこんな感じ。
ボールはOK。なんと有料で貸切もできるらしいのでやろうと思えばマルシェとかイベントなどもできるのかも。
遊具の対象年齢は3歳から12歳。我が家の下の子は2歳弱から上の子にくっついてたどたどしく遊んでいます。
自販機(2024年2月現在)。
夏は8割売り切れてる時がある。でも伊香ツインアリーナにもいくつか自販機があるので諦めないでほしい。ただしそういう時、りんごジュースは売り切れている。夏はちょっとの公園遊びでもアンパンマンの3つセットのジュースなどを必ず忍ばせておくべし。
伊香ツインアリーナの自販機には紙パックのイチゴ・オレもあって、わたしは心の中で救世主と呼んでいる。(わたしが)帰りたい時の最終手段は「イチゴ・オレ買って、車の中で飲んで、家に帰ってのんびりするっていうのはどう?」です。
一番大きな遊具。お花がいっぱいくっついている。植物がテーマかな。
左の長い滑り台はローラー滑り台です。高いところにちゃんと落下防止の柵が取り付けられているのが素敵。
1月のとある雪予報の日にどうしても遊ぶというので「子どもは風の子!」と言い聞かせて行ったところ、案の定めちゃくちゃ降った。
緑の球体の中で子どもと30分ほど子と3人で鮨詰めになって避難したのが良い思い出。寒かったけど透明の天井から雪が落ちてくるのをぼーっと眺めるのもオツなもんです。グランピング気分を味わえる。
あずま屋、虎、イルカ、中型の遊具。
ちなみにあずま屋はひとつしかないので、天気の良い休日は埋まっている可能性が高い。
虎とイルカ。誰が決めるのだろう。いいセンスだと思う。
猛獣とアイドル的海洋生物。鯨類とネコ科。肺呼吸くらいか共通点がみつからない。
実はよくみるとこの2対、微妙に正面を向いておらず、少しだけ互いに顔が近付くようなハの字になっている。このハの字がなんともいえない愛嬌を生んでいるのではないかと個人的には思う。
虎の方が乗りやすい。
船テーマの遊具。3歳の上の子は最近はこの遊具で戦隊ごっこばかりしている。青いトンネルに「隠れるんだ!」と言われて入ったところ全然体が収納されず「入ってないよ?なんで?」と言われる。なんでだろうね。
比較的小型の遊具。碧眼の金魚。
この金魚、滑り台も小さいし、小さい子向けかな..?と思いきや。
中身がスケスケのため意外と難易度が高いのである。
そして金魚のおしりからすべり台がにょきっと出ているのもなんだか卵管に見えなくもない。
開発者に真意を問いたい。
室内のキッズスペースもあるよ
隣接する伊香ツインアリーナの中に室内のキッズスペースがあるのもありがたい。
受付でキッズスペース使わせてください〜、と一言伝えて遊ぶことができます。このエリアは無料です。
簡単なボルダリングも!3歳児にはまだ難しいのかさほど興味がないのか登らず。
ちなみにアリーナや体育館は他に使っている団体がなければ個人利用で100円/1名で使うことができる。広いので無限追いかけっこが可能。体力消耗にはもってこい!!
有料にはなりますがボールやバドミントンなどの貸し出しや、外で遊ぶ用のテント、シャボン玉などの貸し出しもある。アイス販売中の張り紙もあってすごく気になっている。いやいや、ありがたや。
最後に緑生い茂る時期の芝生広場。春から秋はちゃんと芝生が緑。
幼児たちがなんとも気持ちよさそうに飛び跳ねている。
この公園、綺麗で広々としていて子どもたちも気に入っているのですが、真夏は日陰が少なくて休憩ができないのが難点。
しかしこんなに綺麗で広々とした公園があるというだけでありがたやなのでみんなも行ってみてね。
余談ですが伊香ツインアリーナのトレーニングルームには某高性能体重計が3カ月に一回無料で使えるのでこちらもぜひ使って自分の体の現実を目の当たりにするのもいいと思う。
そんなわけで次回もお楽しみに!荒井の公園レビューでした。
*ここにある情報は2024年2月時点のものです。変わっている可能性もあるので遊びに行く時はくれぐれも準備を万端に!
次回の公園は「意冨布良(おほふら)神社」だよ!