木之本町のメインストリートにある創業492年の酒蔵、山路酒造さんの「みりん粕」を買ってみたよ。
山路酒造さんといえば木之本が誇る酒蔵であり女将さんはイカハッチンの母なる人。今年の正月は濁り酒、2本も飲んだなぁ。おいしかったぁ…
さてさて、酒蔵といえば酒粕はよく見るけど、みりん粕?どうして?
という方に説明しておくと、山路酒造さんでは日本酒の他に桑酒をいう桑の葉のお酒をつくっていて、その製造過程で出るのがみりん粕なんだとか。
みりん粕を作っているところはそう多くないので、近所で気軽に買えるなんて実は贅沢なことらしい。
それでこのみりん粕、どうやらシチューやらスイーツやらいろいろ使えると聞いてだな。
マンネリ化していた我が家の食卓に風穴を開けるべく、新たなアイテムとして導入してみたのですよ。結果最高だった。
これってレビューなのか?日記なのか?
まぁみりん粕いいよ!って話なので日記でいいかと思い日記です。
購入するともらえるレシピ集がすごい
まずみりん粕を買うともらえるこのレシピブックがまずよき。
使い方をとても丁寧に説明してくれているので、毎回読みながら料理しています。
イラストはイカハッチンプロダクションメンバーのすみれさんですよ。ほっこり。
まずはみりん粕ペーストをつくる
みりん粕は使う前はポロポロしているので、まず水に浸けてふやかしてからお鍋で煮てやわらかくします。
20分お水に浸けましょうと書いてある時間を待てずに、いつも浸水後10秒で火にかけてしまう。
けど一応なんとかなっています。油断するとすぐに焦げるので注意。
やわらかくなったらブレンダー(なければすり鉢とかでよいと思う)でガーッとペーストにします。
この状態で舐めてみても驚くほど甘い!発酵だけでこんなに甘くなるのか〜
酒粕を想像していたのでちょっと驚きました。
このみりんペーストはいつも多めに作ってタッパーで保存してます。だいたい1週間以内に使い切ることが多い。
この日の選手はブロッコリー、にんじん、きのこ、とりムネ肉。
にんじんとブロッコリーは下茹でしておきました。牛乳か豆乳で具材を軽く煮たらみりんペーストを適量。どれくらいかな、シチューっぽい練度になるまで。
完成完成。みりん粕のシチュー。
これの何がすごいかって、小麦粉も片栗粉も一切入っていないところ。粘性のあるものはみりん粕のみ。
味付けはシンプルにコンソメと塩少し。
これで本当に美味しいのですよ。甘めのシチューになります。
バターも小麦粉も使ってないから罪悪感がないわ…と思ったけど米だわ。普通に炭水化物だわ。
でも美味しくて食べすぎてしまう。発酵してるからきっと体にいいよね。
このみりん粕ペーストと味噌を混ぜてお肉を浸けて焼いたらめちゃくちゃ柔らかい肉になりましたよ。
鶏むね肉を多用するお家にはもってこいです。
調味料?具材?主食…?
ところでみりん粕って調味料なのかな、具材なのかな、なんなのかな。
お米が入ってるから主食かな。パッケージには発酵調味料と書いてあるけど、調味料というには存在が大きい。もっと新たな名前があってもいいと思う。
とにかく本当に美味しいのでおすすめです。
最初はちょっとハードルが高いけど、すみれさんのレシピブックが優しく導いてくれるから大丈夫。
我が家ではレギュラーメニューとして定期的に登場しそうです。みりん粕料理。
今度はスイーツにもチャレンジしてみたい。
気になった方はぜひ使ってみてください。ではでは。
私も冷蔵庫に常備してある!ちゃちゃっとみりん粕と味噌とお肉をつけるのは最高に簡単でおいしい!